自分の望があるのに、それを口に出来ない人がいます。いつも他者の気持ちを察して自分がガマン、痩せ我慢をしてしまう。そして、後悔の念に苛まれ続ける。「どうしてあの時に本当の気持ちを言わなかったのだろう」と。自分を責め続けている。
いつもその繰り返し。いつまで続けるのでしょうか?
それって自分で自分を傷つけていることになりませんでしょうか?
実は自分を傷つけている引き寄せって?
パワハラやいじめ、DVを受けた人は、そうするのが最良だと学習したのだと思います。しかし、いつまでも繰り返していれば、その状況は変わることはないでしょう。いつもその状況を招いている、「引き寄せ」ているのです。
そう、引き寄せの法則です。この法則が働いているのです。自動操縦でいろいろなことを引き寄せパワーが人には有ることをご存知でしょうか?
そんなパワーを人は持っているのです。
せっかく引き寄せの法則を働かせているのだから、自分にとって善い、ポジティブな方へ引き寄せませんか?
ビリーフが人生をつくる
そもそも自分の望があるのに、願えば叶うはずなのに、なぜそうならないのでしょうか?
それは、その人が持っているビリーフが有るからです。リミッティングビリーフ、ラショナルビリーフ、イラショナルビリーフなどいろいろなビリーフがあるようです。ここで言っているは手枷足枷になっている自ら制限をかけてしまうビリーフです。
ビリーフは、人が生まれてから今まで生きてきた間中に学習してきたことすべてのことからまとまった、解釈した考え・思考のことなのです。
なので、親はもちろん一緒に通った幼稚園の幼なじみや小学校・中学校・高校または大学で悪さをした友だち、あるいはそれらの期間についた教師たちや野球・サッカーなどクラブ活動を通して交流があった大人たち、付き合った彼女彼氏は言うまでもなく、社会に出てから一緒に働いている同僚・先輩・上司たちの考えや行動・ふるまいなど見聞きしたものや一緒に経験したことから学習し、まとまったり解釈した(一般化と言います)考え・思考がビリーフなのです。ビリーフは、また、信念とも言い、想念なのです。
さらに、人は、その人が持っているビリーフを実現しようとするのです。それがアイデンティティと云われるものです。
よくあるのは、「お金は汚い」「金持ちは悪いことをしている」と言う考えです。これらは、たいてい親から受け継いでいる考えです。そのような考えを実現しようと、人は行動し、結果としてお金に困る生活を送ることになるのです。
ですので、自分の行動を止めてしまう、抑制してしまうビリーフがあると、その思考を実現しようとし、いつまでも行動を起こしません。
行動を起こさないから変化も起こりません。成長もしません。学習もしていません。いや、学習をしていないことを学習し続けます。なぜなら、人は常に学習しているからです。
ビリーフがあなたを助けている?
しかし、これらのビリーフはあなたを助けているのです。先ほどもあげた様に、ビリーフは過去に学習したことが基になった信念です。ある時点のある状況では、それが正解だったと学んだのです。同じような状況になると、それを思い出し、そのビリーフに従ったり実現しようと振る舞って自らを助けるているのです。
ビリーフと引き寄せの関係
そんなビリーフのお陰で、自分の身を守ってるわけですが、思考でもありますので、それを実現しようと自動操縦で行動します。すなわち、同じ状況に遭遇すると同じ反応をしてしまいます。意図をもって、意識的に違う振る舞いをしないと、いつも同じ結果を手にすることになります。
このことは、どういうことか。相手も人間です。やはり学習して来たビリーフや思考を持っています。たとえば、あなたとその人が会うなり同じ空間で過ごすとしますと、いつも同じ結果を得てしまいます。良い悪い関係ありません。なぜならば、お互いが同じビリーフで振る舞います。行動します。そうすると同じ思考プログラムが自動的に働いていますので、高い確率で過去と同じ結果になるとは思いませんか?すなわち、同じことを引き寄せているのです。引き寄せの法則が働いているのです。
健全なビリーフが引き寄せる健全なこと
なので、良い健全なビリーフに書き換え、健全な思考を心掛けている人には、その人にとって良いことの方が多く起きていると考えられるようになるのです。
なので、自分の望を口に出来ない人と思っていること、いつも他者の気持ち、顔色をうかがってガマンすると言うビリーフや自分が悪いと責め続けてる思考は、結果として、自分自身をそのビリーフや思考どおりに自動操縦して自分の首を絞め続けているのです。そしてさらに不幸だと感じる負のスパイラルに居続けてしまうのです。
このことに気づいて違う自分、違う可能性にチャレンジしてみると世の中が広がると思いませんか?