ハラッサーの枠内で生活を続けますか?それとも枠の外に出ませんか?

ハラッサーの枠内で生活を続けますか?それとも枠の外に出ませんか?

いじめられ続ける人

会社の上司や同僚、仕事で関わる人、あるいは仲間、夫・妻というパートナー
がハラッサーである場合、その人のテリトリー内、枠内に自分を置いている限り、ハラスメントを受け続けてしまいます。
他者が設定したフレーム、枠から自分の意思・意図を持って精神的に外れることが肝要でしょう。

人は誰でも自分の「枠」すなわち「フレーム」を持っているのです。それはどんなものか?
端的に言えば「このタイプの人は〇〇な人だ」と決めつけることです。そんな人に会ったことはあるますでしょうか?あるいは、ご自身でそのように思ったことがあるかも知れませんね。この「決めつける」のが枠の一つだと思います。

 

決めつけるということ

ある人が、中学生に「お前は不良だ!」と言いはじめると、以降その人はその中学生を不良として接します。そして最後にはその中学生は拗ねるかいじけて、ついに立派な不良の道を歩む訳です。

それと同じ様に、ハラッサーはある種の決めつけで人を見ていることは確かです。そして、決めつけられた人は、その中で窮屈な思いをし始め、その枠に従うか反発します。

このフレームは、ハラッサーだけが、相手にあてはめるのでしょうか?

いいえ違います。すべての人がフレームを持っています。そして、フレームはその人の過去からの経験や体験、学習から学んで来ました。
何のためにフレームを持つのでしょうか?
それは、理解するため、意味付けをするためなのです。枠にはめ込み、ラベルを付けてレッテルを貼ると一連の作業をして初めて理解できるのです。この作業は、すべての人がする作業なのです。すべの人の頭の中で作業しています。
削除・歪曲、そして一般化して人は解釈をしています。すなわち、理解しています。このあたりの仕組みは、NLPを学び続けることで人への理解が深まり興味深く尊いと気付くことができます。今は、そのような仕組みが私たちの頭の中で起こっているのだと認識してください。

 

対応方法

まずは、相手のハラッサーを良く観察しましょう。これをキャリブレーションといいます。そして、一般的に人はどのような傾向があるのか、あらかじめ知っておくことで、相手が何を考えているのかを予想もできます。孫子の兵法に「敵を知り、汝を知れば百戦して危しからずや」とあります。相手の様子や思考け傾向をNLPのスキルを活用し掴みましょう。次に自分のことを知る必要もあるということはお分かりでしょう。この場合でもNLPのスキルを活用できます。自分を俯瞰して観てみたり、自分は何を望んでいたのか?と自分自身と対話をする、コミュニケーションを取ることをつうじて分かっていくことでしょう。

次に、相手の傾向を掴んだうえで、相手の「フレーム」「枠」を認識しましょう。そして、その枠にから逸脱しましょう。相手のハラッサーは、「枠」という「前提」で発言などの関わりをもとうとします。このこと自体は、誰にでもあることなのですが、その枠から外れたことをやってしまいましょう。相手の期待を裏切るのです。期待ということは、「○○になる」予測していたり、「✕✕は当然だ」と考えているのです。それを崩してしまいましょう。そうすると相手の頭の中では、それまでの思考の再構築がはじまります。そして、それまでとは違う新しい思考を持ちはじめます。パラダイムシフトなどはそのようになることなのかも知れません。
そのパラダイムシフトを相手に起こせるのもあなたの行動です。あなた自身が誰にでも影響を与えることができるのです。なぜなら、人は、影響を受けないわけには行かないのです。

 

いじめられる側も悪いのか?

「いじめられる側」や「いじめられる人の方も悪い」などと言うヤカラがいますが、いじめる行為自体、人の倫理から外れていると思いませんか?
もし、「悪い」という事があるとするならば、その人が「ハラッサーの枠」の中で「生き続けている」ということでしょう。
そのことに気づいて抜け出すと、新しい、別の人生、豊かな人生が始まること間違いありません。