特に身に覚えが無いのに、同僚の態度が変わり無視するようになった。朝、「おはよう」って挨拶をしても挨拶を返さない。私を睨んでサーッってカーテンを閉めた。嫌な気分が残ったと云う経験をお持ちの方もいるでしょう。
ハラッサーがやっていることにイチイチ反応していることの方が、ハラッサーを悦ばせていることに気づいてください。それは、ハラッサーの人生のシナリオの登場人物になってしまっているのです。その人のが主人公の演劇に参加していることを意味します。
人は誰でも独自の人生シナリオを描いています。それに沿った生き方をしているのです。そのシナリオは、人が生まれてから歩んできたプロセスによって描かれます。すなわち、一緒に暮らした人たちである両親、友達や学校の先生、先輩たち様々な人間からの影響を受けています。これらは経験であり、学びです。そして人生を歩むための思考や価値観となります。
ハラッサーは、ハラッサー人自身が持つ価値観や思考が正しく、好ましいと判断あるいは意味付けしています。そして他者のそれが正しくないと判断、意味付けしています。なので、意見が合う時期と合わない時期があり、何かをきっかけにしてコロコロ猫の目の様に対応が変わります。そして、周りの人々は振り回されてしまいます。
モラルハラスメント・ハラッサーのシナリオ
